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社労士合格に必要な勉強時間の目安と学習開始時期の決定版【目指せ最短合格!】

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社労士合格に必要な勉強時間の目安と学習開始時期

社会保険労務士試験に合格するためには、巷では最短で800~1,000時間程の勉強時間が必要と言われています。しかし、実際に社労士に合格された方の意見としても個人差があり、明確な目安となる勉強時間は不透明です。

それは、法律の学習経験が全く無い方とある方で必要な勉強時間が異なるためです。更に、学生・サラリーマン・主婦で1日に確保できる勉強時間が異なる事も原因の1つです。

そのため「一体何時頃から始めれば間に合うのか?」という問いに対する明確な解答は、中々得られない状況となっています。

本記事では、受験者の学習レベルと1日に確保出来る勉強時間を考慮し、何時頃から学習を開始すれば比較的安全に合格ラインに到達出来るのかを、根拠を明確にして徹底シミュレーション致します。

社労士の勉強をこれから始める方向けにしっかり解説していきますので、順番に読み進めてください。尚、「結果だけ教えてくれ!」という方は こちら で学習開始時期の最終結果をご確認下さい。

社労士の勉強開始時期を知るための計算式

社労士の勉強開始時期を知るための計算式

最初に勉強開始時期を求めるための計算式を明確化しておきます。方法は以下の通り2STEPの計算で求められますので、計算に必要な要素の根拠を順番に整理してゆく形で解説を進めて行きたいと思います。

勉強開始時期を求める計算方法
Step1 [①必要な勉強時間] ÷ [②1日に確保出来る勉強時間] = [③勉強期間(◯ヶ月)]
Step2 [④試験日] – [③勉強期間(◯ヶ月)] = [⑤勉強開始時期]

少し具体的な数値を当て込んでイメージを膨らませてみましょう。

社会保険労務士試験の合格に800時間が必要と仮定し、勉強時間が3時間確保出来るとしましょう。STEP1は [①800時間] ÷ [②3時間/日] = [③267日 ≒ 約8.8ヶ月] と求める事が出来ます。

社労士の試験日は08月25日(2019年の場合)なので、STEP2は [④2019年08月25日] – [③267日] = [⑤2018年12月01日] となりますので、大体12月上旬に勉強を始めれば間に合う計算となります。

この様に学習期間を明確化しておくと、合格に向かってメリハリのある学習が可能です。「何月頃までにこの科目を終わらせる」あるいは「基礎力をこの時期迄に付ける」と言った目標管理もやりやすくなります。

「大体こんなものかな・・・」となんとなく勉強を進めていると、中だるみや途中離脱のリスクが上がります。スケジュールをしっかり立てておく事は学習を継続する秘訣であり、合格のための基本戦略です。

資格学校の学習期間を根拠として採用する

資格学校の学習期間を根拠として採用する

個人ブログや実体験を根拠にしても良いのですが、もう少し高精度な数値を求めたいと思います。そこで、本記事では資格学校の設定している学習期間を必要な勉強時間の根拠として採用致します。

資格学校は過去の膨大な数の受験者の情報を持っています。そのため、最も合格者が出やすい学習期間を熟知しており、提示されている期間は非常に精度の高いものであると考えられます。

また、収益性の面から回転率も考慮して、長すぎず・短すぎず・最も合格者が出やすい中央値を期間設定としていると言えるでしょう。この様に資格学校の学習期間でも根拠としては十分に思えますが、更に精度を上げるためにもうひと工夫したいと思います。

教育訓練給付の学習期間を採用

精度を上げるためのもうひと工夫とは、教育訓練給付の学習期間を採用する事です。「教育訓練給付って何?」という方のために、かいつまんで解説を記載しておきます。

教育訓練給付制度とは?

一定の条件を満たした方が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合、実際に支払った学費の20%に相当する額がハローワークより給付されます。厚生労働省が再就職のための資格取得をバックアップしてくれる公的な支援制度です。

教育訓練給付制度の指定講座となるには厳しい条件・審査があり、合格率など一定の効果が見込まれる事が条件となっています。教育訓練給付制度は「厚生労働省」管轄のため、指定を受けている講座は優秀とみなす事が出来ます。

資格講座・通信講座の講座紹介パンフレット等には「教育訓練給付対応講座」などと記載されている事が多いので、目にした事がある方も多いと思います。指定講座となると情報公開が義務となりますので、訓練期間(学習期間)・合格率・受講料などの情報を知る事が出来る様になっています。

制度を所管しているのが「厚生労働省」であり、雇用保険にカテゴライズされるものなので、公開されている情報は信頼性が高いので採用致します。続けて、資格学校別の学習期間を整理してゆきます。

学習スタイル別の学習期間

教育訓練給付の指定講座の情報を集め、「学習タイプ・資格学校」別に学習期間の平均をまとめています。記載の情報は一部資格学校を除いて2017年のもので、全国に校舎を構える資格学校については1つに集約しております。

通学タイプの学習期間
資格学校名 開設講座数 受講期間
I.D.E.社労士塾 8 8.75ヶ月
LEC東京リーガルマインド 3 10.00ヶ月
アベルト社労士合格塾 2 8.00ヶ月
みとみ学園ライセンスアカデミー 1 11.00ヶ月
資格スクール大栄 4 8.00ヶ月
資格の大原 10 8.90ヶ月
鹿児島情報ビジネス公務員専門学校 1 10.00ヶ月
大原スポーツ公務員専門学校 3 8.33ヶ月
大原情報ビジネス専門学校 4 9.25ヶ月
大原簿記専門学校 9 9.00ヶ月
大原簿記法律専門学校 11 9.91ヶ月
大原法律公務員専門学校 12 9.25ヶ月
大原法律専門学校 9 8.44ヶ月
中部会計専門学院 1 11.00ヶ月
富山大原簿記公務員医療専門学校 1 10.00ヶ月
名北労働基準協会 1 9.00ヶ月
資格の学校TAC 14 10.00ヶ月
平均 9.22ヶ月
通信・e-Learningタイプの学習期間
資格学校名 開設講座数 受講期間
I.D.E.社労士塾 5 8.00ヶ月
LEC東京リーガルマインド 5 10.40ヶ月
TAC/Wセミナー 8 10.63ヶ月
クレアールアカデミー 5 11.00ヶ月
ユーキャン 1 7.00ヶ月
安全衛生普及センター 2 6.00ヶ月
株式会社フォーサイト 2 6.00ヶ月
大原通信教育本部 5 10.40ヶ月
辰已法律研究所 2 10.00ヶ月
日本教育開発 1 6.00ヶ月
平均 9.47ヶ月

9ヶ月・10ヶ月辺りに設定されている講座が最も多くなっています。6ヶ月という期間設定の講座も見られますが、その殆どが上級者向けの「速学・速習」系の講座となっています。全ての結果をまとめると以下の通りになります。

■資格学校の学習期間まとめ
学習タイプ 学習期間の平均
通学タイプの学習期間 9.22ヶ月
通信・e-Learningタイプの学習期間 9.47ヶ月
全体平均 9.29ヶ月

教育訓練給付制度の指定講座の全体平均は9.29ヶ月という結果になりました。少々前置きが長くなってしまいましたが、本記事の肝(きも)になる部分ですので、しっかり根拠を押さえた上で納得して読み進めて頂きたいと思います。

[①必要な勉強時間]を計算する

社労士合格に必要な勉強時間を計算する

先程求めた9.29ヶ月という学習期間は、あくまでも期間(◯ヶ月)を示しているに過ぎませんから、極端な話「1日30分でも良いの?」という事になってしまいます。

資格学校では1日3時間程度勉強する事を想定しており、多くの講座では1回の講義時間が2.5~3.0時間で区切られています。一例を挙げると資格学校TACの個別ブース講座では、以下の通り3時間で区切られています。

■資格の学校TACのビデオブース講座受講時間帯
No. 学習時間帯
1 9:30~12:30
2 12:30~15:30
3 15:30~18:30
4 18:30~21:30

独学の場合でも、通勤・食事・お風呂とひとしきり済ませて落ち着いて勉強が開始出来るのは、8~9時頃になるんじゃないでしょうか。日付が変わる前には床に付きたいですから、1日3時間程度が限度というのが現実的な所だと思います。

よって、9.29ヶ月に3時間を掛け算すれば [①必要な勉強時間] を計算する事が出来る訳です。

①必要な勉強時間
計算方法 時間
9.29ヶ月 × 30日 × 3時間/日 836時間

しかしながら、この値は資格学校の学習期間(◯ヶ月)を根拠として計算していますから、最も合格者が出やすい中央値を示しています。

そのため、社労士の学習経験が全く無い初学者の方にとってはやや不足していると考えられます。逆に、学習経験者や現在法律系のお仕事や総務に配属されている方に方にとっては過剰といえますので、更に調整を加えます

学習レベル毎に重み付けの調整を加える

学習レベルを以下の3種類に大別して学習時間に対して重み付けの数値を掛け算してやる事で、初学者の方は安全マージンを多く取る方向へ、学習経験者の方は過剰な学習時間を削る方向へ調整を行います。

■学習レベルの内訳
学習レベル 対象者 重み付け(係数)
初学者 社労士の学習経験が全く無い初学者の方 × 1.2
中級者 社労士の学習経験者または、法律系専門学校・大学の卒業者 × 0.9
上級者 他法律系士業資格保持者、法務関連業務従事者 × 0.7

重み付け調整後の結果は以下の通りです。

■重み付け調整後の結果
学習レベル 計算式 ①必要な勉強時間(期間)
初学者 836時間 × 1.2 1,003時間(約11.1ヶ月)
中級者 836時間 × 0.9 752時間(約8.3ヶ月)
上級者 836時間 × 0.7 585時間(約6.5ヶ月)

ちなみに、以下の通り教育訓練給付制度の指定講座の「学習期間・講座数」をグラフ化してみると、初学者・中級者・上級者向けの学習期間の設定が垣間見えます。それぞれのゾーンの中央の学習期間と、上記で算出した [①必要な勉強時間(期間)] は割と近い値になっている事が見てとれると思います。

今回設定した「重み付け(係数)」は、ゾーン(学習レベル)別の中央値からおおよその目安を割り出しております。

通信講座の学習期間の設定と講座数のグラフ

[③勉強期間(◯ヶ月)]を計算する

社労士合格に必要な勉強期間を計算する

[①必要な勉強時間] 分かりましたので、以下の計算式の通り [②1日に確保出来る勉強時間] で割ると [③勉強期間(◯ヶ月)] を求める事が出来ます。

学習開始時期を求める計算方法
Step1 [①必要な勉強時間] ÷ [②1日に確保出来る勉強時間] = [③勉強期間(◯ヶ月)]

学習レベル別に必要な勉強時間毎に1日の勉強時間を1~3時間として計算した結果を載せていますので、どの程度の勉強期間が必要なのか目安にしてください。

■学習レベル別・1日の勉強時間別の勉強期間
学習レベル 1日の勉強時間 計算式 ③勉強期間(◯ヶ月)
初学者 1時間 1,003時間 ÷ 1時間/日 ÷ 30日 33.4ヶ月
2時間 1,003時間 ÷ 2時間/日 ÷ 30日 16.7ヶ月
3時間 1,003時間 ÷ 1時間/日 ÷ 30日 11.1ヶ月
中級者 1時間 752時間 ÷ 1時間/日 ÷ 30日 33.4ヶ月
2時間 752時間 ÷ 2時間/日 ÷ 30日 12.5ヶ月
3時間 752時間 ÷ 3時間/日 ÷ 30日 8.4ヶ月
上級者 1時間 585時間 ÷ 1時間/日 ÷ 30日 19.5ヶ月
2時間 585時間 ÷ 2時間/日 ÷ 30日 9.8ヶ月
3時間 585時間 ÷ 3時間/日 ÷ 30日 6.5ヶ月

1日1時間程度の学習時間では、初学者の方ですと軽く2年以上は掛かってしまう計算です。ここまで気長に学習を継続できる方は、凄いメンタルの持ち主だと思いますが、大半の方が途中で心が折れてしまうと思います。

勉強期間の長期化はモチベーション維持の問題リスクとしてあるのですが、更に厄介なのが法改正の存在です。せっかく長期に渡って勉強してきた内容が法改正でガラッと変わる可能性が出てきます。

社労士試験の法令等の適用日(解答するにあたり適用すべき法令)は、4月現在施行されているものというルールが存在しますので、勉強期間は1年以内に収めるのが良いと考えます。

1日3時間の勉強時間をコンスタントに稼ぎ出せていれば、学習レベルを問わず1年以内に学習が完了すると言う結果が見えていますから、平日あまり時間が確保できない方は大型連休や休日を使って勉強時間を確保する必要があります。

何時始めれば間に合う?[⑤勉強開始時期]を求める

社労士に合格するための勉強開始時期を求める

ここまで大変お疲れ様でした、記事全部に目を通す根性のある方は社労士の試験勉強も挫折せずに最後までやり遂げるメンタルの持ち主だと思いますよ!最後に [⑤勉強開始時期] を計算してみましょう、試験日が分かれば簡単に求める事が出来ます。

勉強開始時期を求める計算方法
Step2 [④試験日] – [③勉強期間(◯ヶ月)] = [⑤勉強開始時期]

社労士の試験は例年8月第4または第5週の日曜日に開催されます。本記事執筆時点で判明している試験日以外は予想となっています。また、1日1時間の勉強時間のケースは少々現実離れしておりますので情報から割愛しておりますが、ご了承ください。

■試験日:2019/08/25(日)
学習レベル 1日の勉強時間 計算式 ⑤勉強開始時期
初学者 2時間 2019/08/25 – 16.7ヶ月 2018/04/11
3時間 2019/08/25 – 11.1ヶ月 2018/09/26
中級者 2時間 2019/08/25 – 12.5ヶ月 2018/08/15
3時間 2019/08/25 – 8.4ヶ月 2018/12/16
上級者 2時間 2019/08/25 – 9.8ヶ月 2018/11/04
3時間 2019/08/25 – 6.5ヶ月 2019/02/11
■試験日:2020/08/23(日) ※試験日は予想です
学習レベル 1日の勉強時間 計算式 ⑤勉強開始時期
初学者 2時間 2020/08/23 – 16.7ヶ月 2018/04/11
3時間 2020/08/23 – 11.1ヶ月 2018/09/26
中級者 2時間 2020/08/23 – 12.5ヶ月 2018/08/15
3時間 2020/08/23 – 8.4ヶ月 2018/12/16
上級者 2時間 2020/08/23 – 9.8ヶ月 2018/11/04
3時間 2020/08/23 – 6.5ヶ月 2019/02/11

社労士合格に必要な勉強時間の目安と学習開始時期まとめ

社労士合格に必要な勉強時間の目安と学習開始時期まとめ

800~1,000時間程度という巷の情報もあながち間違っていないという結果となっています。全くの初学者の方は、勉強時間1,000時間の確保を目安にすると良いかと思います。

社労士は決して簡単・楽に取得出来る部類の資格ではありません。学習期間がどうしても長期化する傾向にありますから、気がついた頃には軌道修正出来ない程スケジュールから逸脱していた、なんて事態にもなりかねません。

そのため今ご自身がどのレベルに位置しており、試験日から逆算してどの位の時期から勉強を始めるべきかは、学習を始める前に時間を掛けて検討しておいて後々損はないと思います。

しかしながら、日々の仕事・家事の合間に必至に勉強時間を確保している状況では、客観的に自分の状況を分析する余裕もありませんし、「遅れているのか?」「進んでいるのか?」は中々把握しづらいものです。

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